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◎肝臓の働き
物質代謝: 肝臓では、吸収された栄養物がどんどん身体に必要な形に作り替えられて血中に送られます。
又エネルギー源として貯えられる分は、必要に応じて分解され血中に送られます。
肝臓は物質を変化させる、いわば化学工場の働きをしているんです。

         

解毒作用:

体外から入ってきた有害物質や、体内で生じた有害物質を毒性の少ない形に変えて解毒します。
このとき、尿中に溶けやすいように水溶性物質に変えられ、解毒物は腎臓から排泄されます。

胆汁分泌: 脂肪の消化などを促す働きのある胆汁を製造し、又分泌します。
その他: ビタミンの貯蔵・活性化、血液循環の調節、血液凝固因子の合成などお働きもあります

◎肝臓に起こる病気

肝臓の病気は、一般にはアルコールが原因だと思われがちですが、様々な要因によって肝臓に苦情が生じてきます。
中でも、日本において主な原因となっているのは肝炎ウイルスです。肝炎ウイルスにはA・B・C・D・E・F・G型などがありますが、日本で多く見られるのはA〜C型の3種類です。

ウイルス性肝炎
種類 感染経路 潜伏期間 症状 慢性肝炎への移行
A型 経口
(生水や生の食べ物)
2〜6週間 発熱、吐き気、倦怠感(急性肝炎)時に劇症肝炎を起こす なし
B型 血液又は母子感染 1〜6ヶ月 成人で感染した場合は、急性肝炎から時に劇症肝炎を起こす 母子感染の場合に移行(免疫力が備わっていない時に移行するため)成人では移行しない
C型 血液
(主に輸血、注射)
1−16週間 急性肝炎から慢性肝炎に移行し、放置すると肝硬変、肝臓がんにまで進むおそれがある 急性肝炎から約80%が慢性化する

その他にも肝臓の病気には以下のようなものがあります。

急性肝炎
原因: 肝炎ウイルスの感染によるもので、どの型でも起こってくる。
薬物の使用も原因となることがある。
症状: 食欲不振や吐き気、全身倦怠感、発熱、腹痛、下痢などがあり、黄疸症状が出てくる。
黄疸がハッキリ出てくる頃には、自覚症状が軽くなり、熱や倦怠感がとれ、食欲も回復してくる。
自覚症状がなくなっても、肝臓はまだ回復しきっていないことが多く、急性期が長引くと慢性となるので、この時期の養生が特に大切になる。
慢性肝炎
原因: 肝炎ウイルスでB・C型の一部が慢性化する。
症状: 特別な症状はなく、全身倦怠感、食欲不振、気分がすぐれないなどの不定の症状を訴える。
無症状のことが多く、ハッキリした症状が現れない状態が続く。
肝機能検査では異常を示す。
治療しがたく、長期にわたるため、肝機能障害を残すことが多い。
又、約1割程度が肝硬変へと移行する。
肝硬変
原因 肝炎ウイルス、又長期にわたるアルコールの過剰摂取も原因となる。慢性肝炎から移行してくる。
症状 肝炎に見られる症状に加えて、くも状血管種などの血液循環傷害や腹水がある。
脂肪肝
原因 食べ過ぎや運動不足、肥満により起こる。
症状 ひどくなると吐き気、嘔吐、黄疸などが見られる。
胆石症
原因 脂っこい食事や暴飲暴食に加えて、過労なども原因となる。
症状 胆管などの細い管にひっかかると、上腹部の激しい疝痛発作を生じる。
その他に吐き気や発熱、便秘などを生じることもある。
無症状胆石といい、胆石を持っていながら全く症状のでない場合も多い。














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