| 急性腎炎(糸球体腎炎) |
| 原因: |
のどの風邪や扁桃腺炎、肺炎、中耳炎などの上気道感染に続いて発病する。 細菌感染後1〜3週間くらいで発病することが多い。 |
| 症状: |
糸球体に炎症が起こるため、腎臓で作られる尿量、又排泄される尿量が減る。 のどの痛みや発熱の後、高血圧、むくみ、蛋白尿、血尿などが見られる。 一般的に治りやすく、発病後1〜2ヶ月のうちに症状が消失し、8〜9割りが治癒していく。 特に小児の場合は成人に比べて治癒しやすい。 しかし、一部が治りにくい慢性腎炎に移行する。 |
| 慢性腎炎 |
| 原因: |
急性腎炎が治らず悪化したものや、発病時期が不明なもので、尿検査により蛋白尿や血尿が1年以上も続く場合をいう。 子供よりも大人というように、年齢が高くなると発症率も高くなる。 |
| 症状: |
特有な自覚症状は殆どないが、腎機能低下から時には腎不全へと移行する。 |
| ネフローゼ症候群 |
| 原因: |
血液のろ過に働く糸球体の傷害により、ろ過された蛋白質の再吸収が間に合わなくなり、しまいには尿中に多量の蛋白質が漏れ出る。 子供の場合は原因不明の原発性のものが多く、大人の約半数は腎炎から起こってくる。 |
| 症状: |
典型的なネフローゼは小児に多く、足や顔のむくみが見られるのが特徴で、多量の蛋白尿が続くと低蛋白血症、高コレステロール血症等が見られる。 従って、これらの症状を起こす病気をまとめて、ネフローゼ症候群という。 一般に発病率は大人より子供の方が高いが、子供は治りやすく、大人は治りにくい傾向にある。 |
| 腎不全 |
| 原因: |
腎臓に異常が起こって、体液の恒常性(ホメオスターシス)を維持する働きが低下した状態。 |
| 症状: |
乏尿や無尿の場合はむくみが起こるのが一般的で、進行すると尿道症を起こすこともある。 一般的な症状は、食欲不振や動悸だが、けいれんなどの重い症状も現れることがある。 |
| 腎盂腎炎 |
| 原因: |
多くは一般細菌感染による炎症。 |
| 症状: |
急性時には発熱、頭痛、全身倦怠感、排尿障害を伴うが、慢性時には必ずしも自覚症状を伴うわけではない。 尿道が男性に比べて短いために、特に女性に多く発病する。膀胱炎がきっかけになって腎盂腎炎が起こりやすい。 |